
製品出荷時の一括集荷、特積便発送代行の提案(製造業 C社)

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- 業務簡略化、効率化、コスト削減

C社は納入先や出荷先が全国各地のメーカーとなっているため、これまで納入先・出荷先に合わせて数十社の特積便を利用していました。そのため輸送事務が煩雑化し、出荷時には多数の運送業者の車輌で大変混雑していました。
そこで、当社で一括して集荷を行い、発送業務を代行することを提案。事務処理の効率化や発送業務の簡素化、コスト削減に着目され、採択に至りました。

物流診断を行った結果、同社は納品先によって運送会社を使い分けており、運送会社によって異なる取り決め料金がきちんと精査できておらず、発送地域によってはコスト高になっていました。事務作業においては、個別の送り状作成や発送便ごとの仕分けが必要となり、また出荷作業においても運送業者の混雑から集荷時間が長時間化するなど、作業が不効率だっただけでなく、各担当者に大きな負荷がかかっていました。

同社に対して、これまでの複数の運送業者の利用から、当社で一括して集荷を行い、発送業務を代行することを、下記のように提案しました。
- 事務処理の簡素化。
送り状の発行と問い合わせを当社で代行。 - 集荷時間の短縮化。
当社便にて一括集荷を行うことで実現。 - 取り決め料金の一本化。
運送業者によって異なる取り決め料金を当社見積もりにて統一化。 - 経理処理の簡素化。
運送業者ごとに発行されていた請求書を当社一括取り扱いにし、一通の請求書に集約。 - 運賃のデータ化。
担当者別、部署別の運賃データを作成し、コスト計算の手間を削減。

今回の提案では、当社で一括集荷を行い、発送方面ごとに最適な業者選定を行うことで、事務/出荷双方の作業で効率化が図れ、またコスト削減も実現しました。また、全量当社扱いに切り替えていただいたことで、スケールメリットを出すことも可能となりました。

今回の提案については、コスト削減以上に事務処理、現場作業の効率化、簡略化を図れたことが大きかったと思います。単なるコスト削減ではインパクトも乏しく限界もあり、長期的に業務を行うことが難しくなってきます。一括集荷や発送業務の代行等(当社では日常の業務)で、先方の手間を省くことでメリットを感じていただけたので、当社にとっても価値のある提案となりました。
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